SEASON1 EP3-3

続きです。



(Los Alamendrosロビー。Betteはフロントへ直行)

Concierge: こんにちは、Los Alamendrosへようこそ。

Bette:     Mrs. Peabodyに会わせて頂きたいのですが・・

Concierge: パスワードをお願いします。

Bette:     Peggy Peabody に会うのに、合言葉が必要なの!?

Concierge: はい。

Bette:     ・・・Shazam。※
        ※魔法のランプから、ランプの精が出てくるときに発する言葉。

Concierge: なるほど。
         (ペンと紙をとりだし)メッセージを残されますか?

(Betteがペンをとった瞬間、後ろで騒がしい犬の鳴き声がする。
Betteはすぐさま振り向き、それがPeggy だと見抜く)

Bette: (コンシェルジェに)あれがそうでしょ?(ニヤリ)

(Peggyを追いかけるBette)

Bette: Peabodyさん? Peabodyさん?

(Peggyが振り返る)

Bette: こんにちは。

(Peggyはエレベーターに乗る。犬はけたたましくほえ続ける。Betteも乗る)

Peggy: 全く。ドライバーが遅れてね。それが言い訳。
      よくこんな渋滞だらけの街でやっていけるね?

Bette: 慣れますよ。

Peggy: バカげてるわね全く。ペントハウスね。(Betteにボタンを押せ、と言っている)

(Betteがペントハウスの階のボタンを押す)

Peggy: (犬に)ほらおいで~!
      (Betteに1匹持たせる)ちょっと、抱っこしててくれる?お願いね?
      よ~し良かった良かった。

(Peggyの部屋につく。)

Peggy: (犬に) ほら、遊んどいで!帰ってくるんじゃないよ!ほら!

(Betteはまだ犬を抱っこしている)

Peggy:ホゼにね、休みをあげたのよ。

Bette: ホゼ?

Peggy: お手伝いさんなんだけどね、
      彼、Weintraubsで働いてるオンナノコと恋しててねぇ・・・
      ・・・Fleischmansだったか、よくは覚えてないけど、
      とにかく強烈に恋愛してるのさ!
      だから言ったの。
      「ホラ、何してんだい、恋してきなさい!海見せたげなさい!」ってさ。
      恋する人間、海を見るべきだからね。

Bette: Mrs. Peabody・・・

Peggy: Peggyって呼んで頂戴。
      "Mrs."って、何だか薄汚くて、メス馬になったような気分になるんだよ。

Bette: Peggy・・・

Peggy: Kandinskyのことだったね?

Bette: Kandinsky?

Peggy: 何飲む?

Bette: あの、いえ、大丈夫です。

Peggy: ナンセンス!
      そうだ、前おかしなカクテルをを飲んでね。
      ホセが作ってくれたんだけど、確かマンゴージュースとウォッカだったか、
      とにかくおかしいの。
      ホセー!!?

Bette: ホセは・・・海にいると思いますが・・・

Peggy: ああ、そうだったそうだった。恋してんだからね。

Bette: (笑って)ええ!

Peggy: (キャビネットを開けて)さて、と。
      これは健康にいいやつで、ロードキルって呼ばれてるんだけど、
      どうかな、アンタ気に入るかな?

(PeggyがBetteにそのドリンクを渡す。Betteは飲む前にニオイをかぐ)

Peggy: ん、おいしい!

Bette: まぁ、おいしい!

Peggy: で、いつ見れるの?

Bette:  何をでしょう・・

Peggy: Kandinskyだよ。
      アンタは自分に有利にことを運ぶって、有名でらっしゃるわね、
      Abby Reynoldsさん?

Bette: あの・・・・誰かとお間違・・・

Peggy: (笑顔)でも、アタシは頂くわ。

Bette:  恐れ入りますが、他の誰かと・・・

(Peggyが留守電を聞こうとしている)

Peggy: 全く、これはどうやって使うんだか・・・使えないねぇ!

(ホゼの声が聞こえてくる)

José: こちらPeabodyです。ご用件を発信音の後にお願いします。

(Abby Reynoldsの声が聞こえる)

Abby Reynolds: こんばんは、Peggy。AbbyReynoldsです。
             今晩は急で申し訳ないのですがキャンセルということで、
             後日Kandinskyについてお話ししましょう。それでは。

(ゆっくりBetteの方に振り返るPeggy)

Peggy: あんた、一体誰なんだい。

Bette: (笑顔)何度も申し上げようとは思っていたんですが・・・
      (犬をやっと下ろして)California Arts Centreのディレクター、
      BettePorterと申します。

Peggy: California・・・ああ、ベルガモットステーションの、小さな美術館?

Bette: おっしゃる通りです。

Peggy: 人目を引かないところだね。

Bette: それも、もうすぐ変わります。
      もしあなたが・・・"Provocations"の行く先を、最善とお考えになった・・・

Peggy: あんた、レズビアンだね!

Bette: あの・・・すいません?

Peggy: レズビアン美術館長だ!

Bette: あの・・・・

Peggy: 1974年には、あたしだってレズビアンだったんだよ。

(得意そうにそう言って、Peggyはソファに座る)

Bette: 1974年だけ・・・・ですか・・・?

Peggy: ええ、1974年だけ。それだけで十分だった・・・

Bette: あの、それを・・・私共は"ハズビアン"※と呼びます。
      ※ハズバンド+レズビアン=ハズビアン

(言ってしまったあとで、Betteの表情が曇る。しかしPeggyは大笑い)

Peggy: ハズビアン・・・!!

(Betteも笑う)

Peggy: Joanneに教えなきゃ!ハズビアン!素晴らしい!(笑)

(Peggyがカウチをポンポンと叩く。(座れ、ということ))

Peggy: お腹はすいてない?
      あたしはもう腹ペコでね、何か・・・・

(紙の山からメニューをひっぱりだすPeggy)

Peggy: 頼んではどう?ね?

(Peggyは別の部屋に行ってしまった。Betteはメニューをめくる)

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(Alice邸、夜。Gabbyが訪ねてくる)

Gabby: Hey、最近何やってるの?
      (直訳・Hey他人!先日会ったばかりでも、よそよそしかったりした時に使う)
      どうしたの?あの晩。

Alice:  ああ、うん・・・いや、混んでたから・・・

Gabby: ごめんなさい、Clarissaの誕生日忘れてて、
      別の日はNadiaが電話してきて、もう気づいたら大変なことになっ・・・

Alice:  アタシ、Nadiaとアンタのこと知ってんだよね。

Gabby: 知ることなんかないわよ。

Alice:  ハリウッド人口の半分が、アンタたちヤってるトコ見たって。

Gabby: (鼻で笑って)あんなの何でもないわ。
      Alice、アレはあたしにとって何の意味もないことなのよ。

Alice: 今、これがアンタで(左手を上げる)、コレがあんたの嘘。
     (と右手の上でひらひらさせる)

Gabby: 分かった、彼女にはもう会わない。誓うわ。

Alice:  ・・・そういうんじゃな・・

Gabby: あたしとあなたはお似合いでしょ。
      あたし達は頭がいいの。知的な会話ができる、でもNadiaは無理。

(Aliceが目を閉じてGabbyが持ってきた花束をデスクに置く)

Alice: Gabby・・・アンタと 一緒にいてすごく楽しかったんだけど・・・
     アタシたち、全然違うレベルで生活してるよね。
     それから、2人とも望むものが全然違う。
     アタシは、自分を大事にしすぎてるから、
     アンタのアタシの扱い方にガマンできないんだよね。

Gabby: 本気で言ってるの?

Alice: それに、アンタはなんていうか・・かっ・・感情障害抱えてるみたいだし・・・
     ほ、本当の愛を理解できないような・・えっと・・
     人に、アタシの貴重な時間割・・・割くわけにはいかないの。
     だから・・・

(Alice、Gabbyの顔を見て)

Alice: 消えて。クソ女。(笑顔)

(Gabbyちょっと面食らって)

Gabby: 感情障害?どこから仕入れてきたのかしら?
      Dr phil?(TVに出ている有名な精神科医)

Alice: 出てってよ。

Gabby: あっそう!知ってた方がいいわよ、Alice?
      アナタがこういう事したって、たかが知れてるの。
      みんな、アンタがミジメだって知ってるわ。
      ここから這い上がろうったって、アンタごときじゃ無理な話ね。

(Gabby立ち去る。Aliceため息。パソコンを広げ、ビアン相関図をクリックする。)

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(Tim邸ガレージ。Jennyさんはデスクで居眠り。
Tina軽くノックをすると、Jennyさんは起きる。すごいヘンなメガネをしている)

Jenny:こんばんは!

Tina:  こんばんは。

Jenny: ・・・こんばんは・・(メガネを外す)

Tina: どうしてるかな、と思って。

Jenny: (立ち上がりながら)大丈夫、大丈夫です。

Tina:  今、書いてるの・・・?だったらジャマしたくないから・・・

Jenny:いえ、全然集中できなくて・・・でも、大丈夫ですから。

Tina: もうめまいしない?

Jenny: 全然。何が起こったのか自分でも分からなくて・・・
      ただ・・・見ていて・・・Timと・・・

Tina: Marina。

Jenny: Marina。

Tina: あのね、Jenny。
     あたしなんかが言う筋合いないんだけど・・・
     もし誰かに何か話したいと思ったら、何についてでも・・・
     あたしに話してくれて全然いいからね?
     もし良かったら、の話だけど・・・
     どれだけ大変か・・・って、分かるから・・・
     ずっとガマンしてると、壊れちゃうもんね?
     気を失っちゃった理由、分かるよ。

Jenny: ・・・何のことかしら。(キレ気味)

Tina: (うなずいて)うん・・・わかった、ごめんね。

(Tina,出て行こうとする)

Jenny: あの・・・もしかして・・・

(Tina振り返る)

Jenny: Marinaが、あなたに・・何か・・・・?

Tina:  ううん、言ってないよ。
      そうは見えないかもしれないけど、この街って・・・小さくて・・・
      だから時々・・・

Jenny: (うなずいて)ええ、あの、全部あなたが聞いたことは・・・
      (笑顔で)全部・・・嘘だから。全部ただの噂だから。

Tina: (笑って)レズビアンの世界って、噂とあてつけの温床だからね・・・

(Jennyさんうつむく)

Tina:  何かあったら、1時間以内に25人の人が知るようなところなの。

(オーケーと、口パクするJennyさん)

Tina: もしMarinaが・・・・秘密を誰かに打ち明けたとして・・・
     多分、あなたに惹かれたとか、ただそういうことだったんだと思うの、だから・・・

Jenny: ・・・ただ・・・信じられないの・・・彼女がそういうことしたってことが・・・

Tina:  あたしは・・・何も・・彼女は何も言ってな・・・

Jenny: (手を上げて)もういいわ。

Tina:  ただ・・・噂は広まりやす・・

Jenny: ありがとう、もういいの。

(Jennyさん、Tinaを無視してTim邸本館?に戻る)

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(Peggyの部屋。2人ともほろ酔い)

Peggy: 今は写真に熱中してるの。
      Salvador Daliのエッチングを今週買ったんだけど、
      ああ、それとDuchampも。
      でも今までの買い物で一番のお気に入りは、Carla Marie Freedなんだよ。

Bette: 彼女は・・・彼女は本当に素晴らしかった・・!

[Bette leans forward and sets her drink on the coffee table.]

Peggy: 貧しくて、ひどく惨めで・・・
      Carla Marie Freedの写真の中で一番好きなものは何?

Bette: それはやはり・・・いえ・・・難しいわ・・・

Peggy: 何をもったいぶってんの!
      ほら、Carla Marie Freedの中で一番好きなものだよ!

Bette: ええ・・・でしたら・・・"The Last Time I and You?"です(笑顔)

(Peggyは目をつぶって笑顔)

Bette: オリジナルを見たことはありません。
     というのも、彼女は全てのネガを処分してしまったでしょう・・・
     複製でさえ・・・彼女は、同じ女性を12年に渡って撮り続けた・・・

(Peggyは眉毛を上げて、うなずく)

Bette: 想像できますか?つまり、その、見る、見るということを幾度となく繰り返し・・
      ただその人の本当の姿を見たいがために・・・
      謎に満ちていて・・・そして情熱が感じられるんです、あの作品には・・・
      でしょう?(笑顔)

Peggy: (笑顔)彼女に、会ったことあるんだよ。
      彼女が死ぬ前にね、ニューヨークのビストロで・・・
      彼女酔っ払っててね。
      紹介されたあたしに、失せろって言った。

(2人とも笑う)

Peggy: 大好きだったわ。

Bette: それはおかしい(面白い)ですわ。

Peggy: 本当に・・・好きだった・・愛してた・・・

(Betteは笑顔を見せる。)

Peggy: こっち。こっち来なさい。

(部屋に案内されるBette)

Peggy: 目を閉じて。

(Betteは目を閉じる。大きな茶色の紙に包まれた物を、Betteの前に置くPeggy)

Peggy: まだだよ!

(Betteは笑顔。Peggyが包みを破る。)

Peggy: 開けていいよ。

(笑顔だったBetteが、感動のあまり目に涙を溜めている。
それは、オープニングで撮られていた写真のオリジナル。)

(PeggyはBetteの反応に満足そうな笑顔を見せる)

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(Laceyのアパート。Shaneは窓の側に座っている。
タンクトップと、パンツという姿でタバコを吸い、闇を見つめている。
Laceyはシーツにくるまってベッドの上にいる。)

Lacey:すっごく幸せ

(タバコを消し、服を着始めるShane)

Lacey:どこに行くの??

Shane:聞かない約束だろ。

(Laceyうなずく)

Shane:じゃあな・・いい子にしてろよ。いいな

(立ち去るShane)

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(Tim邸。Jennyさんが鍵を持ってどこかに出かける様子)

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(Peggyの部屋。BetteとPeggyはベッドに腰掛け、話している)

Peggy: あたしがどれだけ今のあんたのことうらやましいか、分かんないだろうね。

Bette: (鼻で笑って)ぼろ泣きして恥じをかきたいとでも?(笑)

Peggy: Stendahl・・・のことは、知っている?

Bette: あの美術批評家の・・・

Peggy: 彼は、フローレンスに行って、Caravaggioを見たんだよ。

Bette: すると彼は思わず泣き出して、そのまま気絶してしまったんだ。
      その作品は美しく、感動的なもので、彼はその衝撃に耐えられなかった・・・
      "Stendahl シンドローム"さ・・・

Peggy: "私の頭は投げ出され、視線は天井から離れられない・・・
       今までに味わったことのないくらいに激しいエクスタシーを、
       私はそのとき味わったのだ・・・"

(シーンはJennyさんが夜1人で歩いているものに切り替わり、
Peggyの声が聞こえてくる)

Peggy:"私は、最高位の感受性・・・
      神聖なアートが、感情においての官能と溶け合う・・・・
      それを獲得したのだ・・・"

(Jennyさんは足を早める。シーンはPeggyの部屋に切り替わる。)

Peggy: あたしはクタクタだから、休ませてもらうよ。

Bette: Peabodyさん・・・Peggy・・・
     "Provocations"についてですが・・・
     何とか思いとどまっていただけませ・・・

Peggy: (急に丁寧に)それに関しては、GinaFerraraを雇ってある。
      上(上司)があなたの、あなたの小さな美術館の邪魔をするのは、
      お嫌いだと言うのは十分に承知はしてあるけれどもね。

(Peggyは部屋に引っ込んでしまう。Betteはうなだれる)

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(The Planet。Marinaがオフィスで仕事をしているところに、Jennyさん登場)

Jenny: どうして・・・どうしてそんなことするの・・・?
      アタシを・・・傷つけようとしてるの・・・?

Marina: どんな風に?

Jenny: 誰かに・・アタシたちのことを言ったんでしょ・・・?
      もう、みんな知ってるの・・・

Marina: 人は、あなたの行動から察したようよ。

Jenny: アタシは・・・アタシは、Timを傷つけることはできないの・・・
      分かって?

Marina: (優しく)ええ。分かっているわ。

Jenny: どうしたらいいか・・もう分からないの・・・

(Marinaは顔をしかめて、仕事に戻る)

Jenny: アナタを見る度に・・・

(Marina が顔を上げる)

Jenny: 思考がまとまらなくて・・・
まるでバラバラになっていくみたいに感じるの・・・

(突然服を脱いで、下着姿になるJennyさんに、思わず笑うMarina。
MarinaがJennyさんに歩み寄ると、JennyさんはMarinaの首に腕を回す。
Jennyさんの顔をしっかり見ながら、MarinaはJennyさんの髪を撫でる。
キスを交わす2人・・・フェードアウト。)





・・・今回何か特に長かったんですけど、これは何でだ・・・
目がシバシバします。
おやすみなさーい。
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by L-addict | 2004-11-29 20:42 | TLW
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